講演会《コロニアル・モダン 上海の女性漫画家と戦争》
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坂元ひろ子さん 一橋大学教員(中国近現代思想文化史)
日時: 2015年4月19日(日)15:00~17:00
会場: nGbK (neue Gesellschaft für bildende Kunst)
Oranienstraße 25, 10999 Berlin (U Kottbusser Tor)
1920年代、30年代、上海で前衛的な画家たちが『上海漫画』や『時代漫画』を創刊し、伝統的な儒教道徳と、租界などによる新しい西洋的な生活スタイルとの矛盾などの社会風刺をテーマにしました。このような漫画雑誌に女性漫画家の梁白波は女性独特の視点から描いた漫画を発表します。日中戦争が激しくなると漫画家たちは抗日運動に参加し、『救亡漫画』を、さらには漫画宣伝隊を結成し、武漢へ行軍して『抗戦漫画』を創刊します。このプロパガンダ漫画雑誌に唯一の女性隊員の梁白波も作品を掲載します。初めは女性の立場からの抗日運動プロパガンダでしたが、最後の作品では女性も「敵を殺害する重任を負おう」という風に変わってゆきます。梁白波は1949年台湾に移住し、戦争体験からか、精神を病み、1967年に自害したということです。
その時代、まれな女性漫画家だった梁白波の作品を見ながら、日本の侵略戦争の現場であった中国について、ジェンダーについて考えたいと思います。是非ご参加ください。
講演は日本語です。ドイツ語通訳有り。入場無料。なおこの講演会はnGbKの『Verbotene Bilder』展www.ngbk.de の関連プログラムです。
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- カテゴリー
- 文化・カルチャー
- 開催日
- 2015年4月18日
- 時間
- 15時〜17時
- 参加費
- 無料
- 開催場所
- Oranienstraße 25, 10999 Berlin
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- 投稿者
- ベルリン女の会
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