夏に日本に一時帰国される方が多いと思いますが、私を含め楽しみな反面不安に思っておられる方が多いと思いますので、日本入国に関する情報の共有をしたいと思います。

1) PCRテストの名前、航空券の名前、パスポートの名前の合致について
　２重国籍を保有しているお子さんの名前が、日本名ともう一つの国の名前が違う場合があると思いますが、
　厚労省、羽田検疫所のお話では、「できれば日本名でPCRテストを受けてもらったほうが入国がスムーズです」との事。ですが、日本名でなくとも２つのパスポートを持って入国すれば、問題無いとのことです。入国管理局としては、２重国籍を持つお子さんの入国を拒む事はないので、検疫の際にPCRの陰性証明書と本人確認さえできれば問題無いようです。ですので、２重国籍のお子さんの名前で悩んでいる方が多いようですが、そんなに心配する事はないです。２重国籍のお子さんで、ドイツから全て日本の名前、日本のパスポートで入国した方もいますし、ドイツ名でドイツのパスポートで入国したお子さんもおられます。ただし、日本ともう一つの国籍のパスポート２つを必ず携帯する必要があります。
また、６月初めまでは空港のチェックインカウンターで陰性証明書を求められることがありましたが、その時に陰性証明書との名前の相違が問題になるという話がありましたが、現在は提出は求められないようなので、陰性証明書の名前が日本名で航空券の名前が外国名であっても問題なさそうです。実際にこれで日本に入国した人がいるので大丈夫だとは思いますが、もしチェックインカウンターでの陰性証明書提示に関して他に情報をお持ちの方がおられましたらご意見ください。

2)日本入国に必要な書類
　現在は、MySOS内で陰性証明書のアップロードと質問票に記入するのみです。先日、web版のMySOSがでたので、携帯にアプリを入れたくない方はここに登録できます（登録内容をプリントアウトする必要があると思いますが定かではありません）。
　
3)予防接種について
　現在、ドイツは青のグループに指定されているため、年齢に関係なく予防接種の証明書は要りません。
　ただし、今後ルールが変わって黄色の国に分類された場合は、３回予防接種を受けた人は入国後の検査も隔離もありませんが、予防接種が２回以下の人は到着後にPCR検査を受ける事になります。その際、
　
　結果が陰性の場合→自宅隔離で３日後に自費でPCR検査を受ける
　結果が陽性の場合→医師の診察後、症状よって空港から宿泊所か病院に移送され隔離
　　　　　　　　　　
となります。お子さんと帰国される方が多いと思いますが、１３歳以上であればこの対象になるため、親が大丈夫でも子供が陽性であれば、子供だけが隔離所に移送される場合もあります。もし予防接種を２回終えている場合、日本の動向を見て場合によっては３回目を受けた方が良いかもしれません。日本も接種完了直後から有効となります。
現在MySOS内では、予防接種証明書は任意での登録となっていますが、ルールの変更があるかもしれませんので、証明書をお持ちの方はアップロードしておいた方がよいと思います。また、念のため紙媒体の予防接種証明書も携帯しておいた方がよいと思います。

4)PCR陰性証明書の有効時間
　出国前７２時間以内に受けたPCRテストの陰性証明書が有効となっていますが、航空会社等の問題で日本への到着が遅れ、７２時間を超えてしまった場合でもプラス２４時間の猶予が与えられます。すなわち、９６時間有効という事です。ですが、経由地で足止めされ、その結果日本到着までに９６時間を超えそうな場合は、経由地空港内か空港近くの検査場で再度PCRテストを受けた方がよいとの事です（検疫所談）。
　また、日本入国14日以内に青のグループ以外の国に滞在した方は、ドイツから日本に入国する場合でも日本に到着後PCR検査を受ける必要がある場合があるので気をつけてください。

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私が懸念していた事だけを調べてここに情報共有させていただきましたが、もし他に情報をお持ちの方はこちらに書き込んでいただけると嬉しいです。


-- 2022-07-14 追記 --

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4)PCR陰性証明書の有効時間の最後の２行の部分の、「日本入国14日以内」は「日本入国前14日以内」の間違いです。


-- 2022-07-14 追記 --

補足です。
3）のドイツが黄色グループに入った場合の、予防接種2回以下の人に対する入国時の対応については、現行のルールに基づいたもので、新たなルールが設けられるかもしれません。