【第3話】スペインの語学学校は、平均年齢が高い!?
それでは、前回の続き、語学学校に通い始めたところから、お話しましょう。
スペイン語がまったく初心者だった私は、レベルテスト等を受けずに、一番下のクラスから始めることにしました。
学校初日、当時20代後半だった私は、絶対にクラスで一番年上に違いないと、覚悟して行きました。
というのも、私は以前、ニュージーランドにワーキングホリデーしていた時に語学学校に通った経験があるのですが、クラスの平均年齢は20代前半。アラサー・アラフォーはかなり珍しい存在でした。
しかし、スペイン語の語学学校の場合は、事情が少し異なるようです。
実際に登校してみると、予想外にも、私はクラスで一番年下でした。
ヨーロッパからの学生は、地理的に近く、気軽に来やすいこともあり若い人が多いのですが、日本人留学生となると、平均年齢は極端に高くなるように思います。
もちろん学校によっても年齢層は異なり、私がこの後通った別の語学学校では、今紹介している語学学校に比べると格段に平均年齢は低かったです。
それでも日本人だけに限って見ると、どの学校でも一様に、平均年齢は高いように思います。
この理由の一つとして、日本とスペインにはワーキングホリデー制度が結ばれていないため、日本人がスペインに住んでみたいと思ったら、ビザを取得しなければならないことが挙げられます。
結婚や仕事で渡西する場合を除くと、多くの場合は、学生ビザを取得して渡西することになります。
ただこのスペインの学生ビザというのが曲者で、何かとお金が掛かるのです。
ビザ取得自体にお金は掛かりませんが、学生ビザを申請するに当たって、学校への学費支払が済んでいることや、働かなくてもスペインで生活していける一定の財産を所有していることを証明しなくてはなりません。
つまり、必要最低限のお金があればビザを取得でき、現地滞在中も働くことができるワーキングホリデーとは違い、スペイン留学には結構なお金が掛かるのです。
だから自分のお金でスペインへ長期留学しようと思った場合、20代前半では金銭的に厳しいというのが現状だと思います。
逆に言えば、スペインにはアラサー・アラフォーの留学者がたくさんいるので、「もう、こんな歳だし…」なんて年齢を気にせずに、留学へ踏み切っても良いと思います。
*ここで紹介しているエピソードは、日本では“変わった人”といつも言われていた私個人が目にし、感じたことです。もしかしたら、スペインを体験したことのある人の中には、そう感じないこともあるかもしれませんが、そこはどうか、「どうせ変人の言うことだから」と目をつぶっていただければ幸いです。
逆に、スペインをまだ体験したことのない人は、是非、私のコラムの真相を確かめに、スペインの地を踏んでいただけたら嬉しいです。
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- カテゴリー
- 生活, 留学
- 対象
- 渡航前, 滞在中, 帰国後
- 担当者
- RYOKO
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