ミカン科植物といえば、オレンジやミカンやレモンなどの柑橘類や、キンカンやカラタチなどを思い浮かべるでしょう。

しかし、ミカン科植物には900属以上、1500種以上あると考えられていて、柑橘類などはそのほんの一部です。


・ 日本でウナギを食べる時に使うサンショウ、四川料理に使われる辛い花椒 (カホクザンショウ) もミカン科です。

・ 日本でも春に花屋で売られているボロニアやクロウェアなどもミカン科ですし、和風庭園で植えられることもある草本のマツカゼソウもミカン科です。

・ 沖縄で魔除けにも使われることがあるゲッキツ (琉球語：ギンギチャーなど) もミカン科です。

・ スリランカ料理で多用され、虫歯予防効果が非常に高い、日本での流通名カレーリーフ (ナンヨウザンショウ) もミカン科です。

・ 昔、ヨーロッパの裁判所で魔女除けに使われ、今でもバルセロナの花屋でよく見かけるヘンルーダ (スペイン語名：RUDA) もミカン科です。

・ ヨーロッパの花屋でよく見かける、日本原産と言われている、毒のあるミヤマシキミもミカン科です。

・ 学名に Madrid の植物園の人の名前 Casimiroa が採用されたと言われている中米の高級果実、ホワイトサポテもミカン科です。


まぁ、切りがないので、ミカン科植物の写真を見てみましょう。

◎ ミカン科植物のスライドショー
https://magradacatalunya.com/photo_gallery/picture.php?/1232/category/52&slideshow=
　　　
◎ ミカン科植物のアルバム
https://magradacatalunya.com/photo_gallery/index.php?/category/52&display=small

外出できないので、市街地に住んでいる人は春なのに緑を見る機会があまりないでしょう。目の保養に上記のスライドショーで癒されてください。


そしてミカン科植物に興味を持ったら、Facebook にグループがあります。

◎ ミカン科植物の Facebook グループ
https://www.facebook.com/groups/rutaceae/


バルセロナにいるアゲハチョウには、キアゲハとヨーロッパタイマイがいます。ヨーロッパタイマイの幼虫はバラ科のスモモやアーモンドなどの葉を食べ、キアゲハの幼虫は基本的にはウィキョウやコリアンダーやパセリやニンジンなどセリ科の葉を食べますが、ミカン科のヘンルーダ (スペイン語名：RUDA) などを食べることも多いようで、その傾向は日本でも見られます。

日本では、鹿児島以北ではナミアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ナガサキアゲハ、オナガアゲハ、モンキアゲハがミカン科の葉を食べますが、それぞれ好みが分かれます。

蝶に興味があれば、Facebook にグループがあります。

◎ 蝶の Facebook グループ
https://www.facebook.com/groups/agehachou/

外出できないので、上記の Facebook に写真などアップして語り合いましょう。