【11/23 日本を外から学ぶ学習会@SOAS, University of London】

年に4回行っている「日本を外から学ぶ学習会」という勉強会のお知らせです。次回は、11月23日（土）にSOASにて「日本のメディアの独立性」に関する勉強会を開催致します。
講師として、森友問題を取材したことでNHKを辞職することになった元NHK記者の相沢冬樹さんに、ご自身の経験を踏まえて日本のメディアの問題点についてお話していただく予定です。
日本の外で、日本について客観的に学ぶ貴重な会になると思います。

大学・大学院在学中の方、すでに卒業した方、また社会人の方も参加されるので、新しい出会いの場・情報入手のいい機会にもなります。ぜひ遊びにいらしてください。

途中入退室OK！お子様連れOKです。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
============
☆テーマ：「日本のメディアの独立性：NHKは？国連は？」
☆日時：2019年11月23日（土）13:00-16:00ごろまで。終了後近くのカフェで懇親会を設けます。

☆場所：SOAS, University of London, 教室番号SALT
（Paul Webley Wing, North Block, Torrington Square, London WC1E 7HX）

☆参加費：無料ですが、当日講師の方へのお礼と運営費のために少額のカンパを募ります。
（また学習会終了後、近くのカフェで懇親会を設けます。）

☆申し込みフォームURL：http://bit.ly/2muLBRt
☆連絡先：japan.london.studygroup@gmail.com
☆学習会のＦＢページ　https://www.facebook.com/japanfromoverseas/

☆内容：
2016年4月に表現の自由に関する国連特別報告者デビッド・ケイ氏が日本を公式調査訪問し、「日本メディアの独立性に重大な危機がある」という報告書をまとめました。それに対して日本政府は、「不正確な情報に基づいている」「遺憾である」と、勧告には耳を傾けません。日本のメディアの独立性の危機は、ガーディアンやエコノミストなどの海外メディアでも取り上げられるに至っています。
特にNHKは近年政府批判を避けるようになったと指摘されていますが、今回の学習会では森友問題をスクープしたことで、NHKを辞職することになった元NHK記者の相澤冬樹さんにご登壇いただきます。「若い世代に話したい」という強いご希望で、本学習会のために渡英を計画されており、ご自身の経験を踏まえて、日本のメディアの独立性の問題についてお話しいただきます。
また、デビッド・ケイ氏の日本調査訪問実現に尽力し、調査にも協力してその後も国連への情報提供を続けている藤田早苗氏により、国連人権機関による日本の報道の自由に関する勧告や、ジャーナリストの安全に関する国際的な動きを紹介していただきます。そして藤田氏からは「留学中に行ってみようリスト」の紹介もあります。戦争や民主化への戦いの歴史などを学ぶことができる欧州の多くの場所について、ご自分で歩いてみてきた経験に基づく紹介です。
☆講師紹介
相澤冬樹：大阪日日新聞（新日本海新聞社）論説委員・記者。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。山口放送局、神戸放送局、東京報道局社会部記者、徳島放送局ニュースデスク、大阪放送局（大阪府警キャップ）、BSニュース制作担当などを経て、2012年大阪放送局に戻り、2016年司法キャップとなる。2018年、森友事件の取材の最中に記者職を解かれNHKを退職。著書に『安倍官邸vs．NHK』。