シンガポールの音楽教育

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シンガポールに数年の駐在の話があります。
現在フランス人の夫とフランスに住んでおり小学生の子供がおります。子供はコンセルバトワールにて音楽の教育を受けており週に4、5回楽器のレッスン、ソルフェージュ、合唱、オケ(どれも必須で年齢と共に更に教科が増えます)を受けています。午前中学校、午後コンバト、という音楽クラスをとっておらず、普通に学校に行き、学校が終わってからコンバトに行く方を選んでいます。

音楽の道に進ませるつもりはありませんがコンバトの学習終了ディプロムまでは(演奏家、教師過程の前まで)続けていけたらと思っております。
フランス近辺の欧州の音楽教育は独特なので同じシステムを期待してはいないのですが、シンガポールで音楽教育はどういった道があるでしょうか?個人の先生につくとか、プライベートの音楽教室に行く、くらいでしょうか?
それとももう少しきちんとした音楽学校がありますか?

数年後にコンバトに戻る際に(更新ありの7、8年の長い駐在になる可能性があります)コンクールを受けて戻ることになると思うので、どういった形で音楽を続けていけるのか心配しています。
カテゴリー
音楽教育
投稿者
シンガポール行くべきか
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No.6 Takano Music Studio 2017/11/30 11:18
Singaporeでは音楽芸術に関しては最近力を入れた分野のため、芸術の国フランスに比べると残念ながら音学教育レベルは劣るところがあります。ただ、2003年にシンガポール国立大学の音学学部として位置付けられるYST-Yong Siew Toh Conservatoryというものがあるようですよ。フランスに帰るまでのカルキュラムがあるようには思えないのですが、一度状況とご希望をお聞きになって先生を探されても良いかもしれませんね。
実技演奏や楽典であれば音大卒のpianosの先生がシンガポールにも数名いらっしゃるので、そちらでも宜しいとはおもいます。なかなか芸術への重要性、意識の低い国ですが国としても今力を入れ始めていると聞いています。良い環境が見つかると良いですね。ご参考になれば幸です。
No.5 シンガポール行くべきか 2017/05/31 07:37
CRRは実技が素晴らしくてもソルフェージュの点数が足りなくて退学になる子供達も沢山います。そのレベルのソルフェージュを維持して行くのも難しいですね。実技も事細かに決め事があってコンバト方式なので離れてしまって再びコンクールを受け入るとなるとプロを目指すようなつもりの子がしばらく先生につき直して、とならない限りは無理そうですね。

教えて頂いた事を踏まえて、それでもシンガポールに行くのかどうか少し時間をかけて考えてみたいと思います。

ありがとうございました。
No.4 シンガポール行くべきか 2017/05/31 07:37
Antoine様 詳しく教えてくださってありがとうございました。
シンガポールの方が素敵な事も沢山あると思うのですが音楽教育に関してはフランスの方が随分恵まれているようですね。当方住まいがパリではなくて地方大都市のためCRMがなくてCRR(地方音楽院)にて入門から学んでいます。どちらもコンセルヴァトワールですが全然違うので、パリだとCRMでのんびりと始めて才能がある子はコンクールを受けてCRRに行く感じだと思いますが、こちらはいきなりCRRなのでかなりのエリート教育を受けています。そしてものすごく厳くて本人の努力も相当なものです。 ので、ここまで頑張ってきて、、という思いが強くて質問させて頂きました。
No.3 Antoine 2017/05/30 17:04
たとえ、全ての項目をクリア出来る方法を見つけたとしても、この気候で現在活動してらっしゃる内容と同等のアクティヴィティを実行しようとしたら、恐らくお子さんは病気になってしまうと思います。熱帯モンスーン気候では、日本やフランスでの行動の80%程度しか動けません。とにかくバテてしまいます。

それと、最後に最大の壁があります。
それは、音楽に対する情熱を持った人(大人も子供も)、楽器の才能を持った人が極端に少ないので、お子さんの同年代でのライバルが全く存在しません。ですので、まずお子さんは「ああ、こんなもんなんだ!」とやる気をなくしてしまうのがオチです。
私の生徒にも、「ここにいるとライバルがいないから、大変だよ」
で、「ライバルは、自分自身だよ!」と叱咤激励しています。

ご主人のお仕事を変えることがもしできるなら、その方がお子さんにとっては幸せだと思います。更新ありの7~8年の任期をこちらで過ごしたら、もうコンセルヴァトワールへは2度と戻れないと思います。もしいらっしゃるのでしたら、その覚悟でいらして下さい。

以後のお問合せは、メールでお願いします。
www.antoine.sg
No.2 Antoine 2017/05/30 16:42
いずれの学校も専科のクラスのみですので、インター校に通いながら音楽学校のクラスを受講する、という方法は存在しません。

私もフランスの音楽学校に行きましたが、フランスの場合、ソルフェージュに重きを置いているので、まずフランスを離れると、このソルフェージュがおろそかになってしまいます。
私のお教室ではフランス式のソルフェージュまではやっていませんし、また私もフランス語をかなり忘れてしまったので、お教えするのは残念ながら難しいです!

それと、もう一つの大きな要因は「気候」です。シンガポールは熱帯モンスーン気候ですので、何もしなくても翌朝バスルームと濡れたタオルが完璧に乾くフランスとは大違いで、まずは楽器の管理が大変です。当教室のコンサート・グランドは24時間除湿をかけっ放しで湿度50~55%を保っていますが、日本人のピアノ教室でも同じことをしているところはありません。「木」を使った楽器は、全滅です。

フランス人の音楽学校卒の方を見つけて個人レッスンという方法しかないと思いますが、たとえ楽器とソルフェージュがクリアできても、合唱とオケは無理だと思います。
No.1 Antoine 2017/05/30 16:32
こんにちは。シンガポールでピアノ教室を運営しているアントワーヌ上田と申します。お教室の名前もアントワーヌ・ピアノ教室といいますので、名前からこれまでもフランスから駐在されて来る方々から、お問合せをいただいております。

まず、率直に申し上げて、現在受けていらっしゃるコンセルヴァトワールと同等の音楽教育をシンガポールで続けるのは不可能です。少し長くなりますが、ご説明しますね。

シンガポールは、イギリス連邦に加盟している国ですので、音楽教育はイギリスのグレード検定ABRSMが主体になっています。この国の子供たちはABRSM のグレード8を取るためだけにピアノを練習しています。なぜかというと、学業の成績が悪かった時、Oレベルだったか忘れましたが、このグレード8が使えるからです。ですから、ピアノ=ABRSMです。

次に専門の音楽学校についてですが、シンガポール国立大学(NUS)にもYong Siew Toh Conservatory of Musicというのがありますが、レベルはとても低いです。他にもプライベートの音楽学校がいくつかありますが、いずれも月謝をどぶに捨てるようなものです。
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