【第10回　ボストン日本映画祭 2020】オンライン開催決定

第10回目となるボストン日本映画祭が、新型コロナウィルスの影響により、今年は初めてのオンライン開催となります。NY JAPAN CINEFESTの協力のもと、毎年MIT（マサチューセッツ工科大学）で行われていた本映画祭ですが、オンライン開催により全米のみなさまにお届けできることとなりました。
今年の映画祭では、ショートフィルム３作品の上映を予定しています。上映後は、パネリストによる映画のテーマに沿ったディスカッションをライブ配信予定です。チャットを通じたオーディエンスとのQ&Aにより、本映画祭のモットーである「考え、話し合う」映画祭がオンラインでも実現、映画のテーマを深く掘り下げることのできる機会となっております。
たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

■作品紹介

”OFUKU ４-Separation-” (阿久津五代子 監督、2019年、日本、15分)

昨年の映画祭で上映され、主人公のOFUKU本人の登場で会場が沸いた「OFUKU」の続編「OFUKU４-separation-」は、母娘とOFUKUの出会いを通じて、日本人の心や文化が描かれた作品。OFUKUの語源である「福」に肖って、コロナ禍を乗り越えたいとの思いも込めて、OFUKU本人からのスペシャルメッセージと共に上映予定です。

“Nourishing Japan” (Alexis Agliano Sanborn 監督、2020年、アメリカ、25分)

アメリカ人監督の視点から、学校給食を通じて日本の食育文化を追った短編ドキュメンタリー作品。上映後は、本作の監督・プロデューサーでNY在住のAlexis Agliano Sanbornさん、マサチューセッツ州在住の食育研究家、フードライターのDebra Samuelsさんをお招きし、お二人が携わっている日本とアメリカの食育文化などについて、オンラインディスカッションのライブ配信を予定しています。

“Future is MINE -アイヌ、私の声-” (富田大智 監督、2020年、日本、20分)

アイヌ民族として生まれ、アイヌ文化の伝承に限界を感じていた女性が、同じく先住民として独自の文化を持つネイティブアメリカンとの交流を通じて、何を見出したのかーその心情の変化を追う短編ドキュメンタリー作品。女性のエンパワーメントを目的とするドキュメンタリーシリーズ『Future is MINE』の最新作であり、上映後は本作のエグゼクティブプロデューサーであるChuk Busherさんをお招きし、映画のテーマについてのインタビューのライブ配信を予定しています。北海道とマサチューセッツ州姉妹友好提携30周年の今年、ボストンより上映できることを嬉しく思います。


◆お申し込み方法

■ 日時：2020 年12月 5日（土）午後 8時〜10時30分（予定）(アメリカ東海岸時間）

＊入退場自由

■ 参加方法：YouTube Liveを使用

＊参加には事前登録が必要です。

＊登録フォーム

https://www.eventbrite.com/e/boston-japan-film-festival-2020-tickets-130144374327

■ 参加費：無料

■ 使用言語：日本語、英語（ディスカッション、Q&Aは基本的に英語で行われます）

■ 公式ウェブサイト：https://bostonjapanff.org　（詳細はこちらよりご覧ください）

◆プログラム

8：00 pm 　開会／オープニングイベント

8：20 pm　 OFUKU４ -separation-　上映（15分）

8：45 pm　 Nourishing Japan　上映（25分）

9：10 pm 　Alexis監督、食育研究家 Debra Samuelsさんによるディスカッション、Q&A

9：40 pm 　Future is MINE-アイヌ、私の声- 上映（20分）

10：00 pm　 プロデューサーChuk Busher氏へのインタビュー、Q&A

10：30 pm　 閉会

＊進行状況により時間が変更となる場合があります、ご了承ください。