コロナ渦で日本からの取り寄せた本で本棚が埋まってしまったので、不必要になった本をお譲りします。
前回出展の本は全て売却済となりましたので、今回は第2弾です。
掲載の都合上、何回かに分けてグル－プごとに値付けしていますが、グル－プAとHを除きバラ売りでもOKです。
中古本とはいえ、どんな本かの予備知識なしでは触手も動きにくいと思い、簡単な書評（まあ、単なる個人的な思い込みによる感想文とご理解ください）を記しています。ご参考までに。
基本的には、拙宅(Stockel、CentreSportf近く)まで引き取りに来ていただける方に限定します。ただし、車の都合がつかない等の理由で拙宅まで来られない方には、（冊数が少量の場合）ストッケル駅近くでの引き渡しも可能です。

グル－プＤ : 江戸時代もの3巻　各巻1ユ－ロ
• 五人女捕り物くらべ　上下2巻　平岩弓枝著　
素性の異なる5人の女素人岡っ引が挑む江戸の怪事件。著者得意のテンポの速い展開の中で、微妙に絡む謎の武士と5人の女岡っ引の活躍が見もの。個人的には、『猫姫おなつ』の物語2編が気に入っています。性別年齢を問わず楽しめます。
• 三屋清左衛門残日録　藤沢周平著　
藩主の側近を長らく勤めた武士の隠居後の暮らしを、著者独特のいぶし銀にも似た見事な筆致で描く長編小説。隠居後に突如襲ってきた寂寥感にさいなまれるも、もろもろの厄介ごとの依頼を親身に引き受け、かつ丸く収めていく手腕は思わず目を見張ります。一方で、（著者お得意の）藩内での主流派、反主流派の長年の争いが彼の身に迫ってきます。これも読みどころです。藤沢周平の小説では、『たそがれ清兵衛』や『蝉しぐれ』が知られていますが、この作品も劣らず秀逸な作品です。どちらかと言えば、男性年配者向けか。