読み終えて不要になった本をお譲りします。ジャンルはほとんどがミステリー又はミステリー系です。
掲載の都合上、何回かに分けてグル－プごとに値付けしていますが、当然バラ売りOKです。各本2ユ－ロ、2巻は４ユ－ロ、3巻の場合は６ユ－ロです。
中古本とはいえ、どんな本かの予備知識なしでは触手も動きにくいと思い、ご参考までに簡単な書評と個人的感想を記しています。
本の状態は、目立つ汚れや破れ、破損はなく良好と言えます。
【お引き渡し方法】Woluwe-St.Pierreの弊宅まで引き取りに来ていただける方
基本的には、拙宅 (Stockelより徒歩15分、MaterDei, CentreSportf近くでバスの便あり) まで引き取りに来ていただける方に限定します。
尚、お支払い時は釣銭の無いようお願いいたします。
その他ご質問ご要望等ありましたら、お気軽にご連絡ください。

グル－プA :　綾辻行人著の本格ミステリ-『館』シリ－ズをはじめとするミステリ小説で、『館』自体のトリックのみならず数々の叙述トリック（巧みな文章によって物語の中の人物ではなく読者自身を騙すトリック）も堪能できます。そう来たか-、的なやられた感を満喫できます。
　　１）水車館の殺人（420ページ）　-　2ユーロ
推理作家の鹿谷門美こと島田潔が活躍する館シリーズの1つ。仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館で起こったちょうど1年前の惨劇と密室から消えた男の謎を島田潔が解き明かしに来ます。そしてまたそこで起こる惨劇。。。
　　2）黒猫館の殺人（410ページ）　-　2ユーロ
推理作家の鹿谷門美こと島田潔が活躍する館シリーズの1つ。館シリーズの中では知名度がやや低いが、綾辻氏お得意のあのトリックがふんだんに使われた名作。一部に気づかせて重要な部分に気づかせない、伏線に次ぐ伏線でもう一度読み直したくなる一作です。
　　3）奇面館の殺人　上（359ページ）と下（385ページ）2巻　-　4ユーロ
『館』シリ－ズ全9作の第9作。東京都の山奥に建つ館で行われた奇妙な会合と季節外れの吹雪という古典的な「吹雪の山荘」状況ですが、登場人物がみんな仮面をかぶっていて、本シリーズの探偵役である鹿谷門実以外の客たちが通称でしか紹介されていない不気味さが独特の雰囲気を醸し出しています。
　　4）霧越邸殺人事件　上（342ページ）と下（324ページ）2巻　-　4ユーロ
信州の山奥にあるホテルを出発した劇団員の一行は、山道で突然の吹雪に見舞われ山中に建つ　洋館に命からがら駆け込む。雪に閉ざされた洋館で起こる不可思議な現象の数々と連続殺人。『館』シリ－ズではないが、その館の持つ魔力と荘重さが事件と相まって不気味さが増します。
　　5）緋色の囁き　（460ページ）　-　2ユーロ
怪奇ミステリー。夜な夜な名門女学院の寮内で起こる、不可解な変死事件。ストーリーやトリックも勿論目を引きますが、ちょっと興味深いのは今は無き、旧世代の女学院という非日常的な舞台設定でしょうか。