AYUMI ADACHI 個展 「ハレ ケ」
アート 展覧会 個展 藝術
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AYUMI ADACHI 個展
2021.11/19(金) ~
13:00-20:00 / 月曜日 休日
オープニング レセプション11/19(金) 18:00-20:00
会場:
White do 白做研究所
Shop B, No 1, Sun Street, Wan Chai , Hong Kong
香港灣仔日街1號地下B舖
連絡先:
whitedohk@gmail.com
007ayumi@gmail.com
『ハレ ケ』は、刹那生滅(1)=円環的時間論(2)を新たな表現方法で構築したスカルプチャーです。
時間論をとまなう日本人の伝統的世界観である『ハレ ケ』(3)を作品タイトルにしたのは、このシンプルな3文字が、私の創作の芯になる概念全てを凝縮してくれているからです。あえて日本語表記のまま使っているのもその為です。
私と素材の巡り合わせは、いつも自然です。
日常的に、使い終わり、ゴミ箱に向かう廃品たち。
人間の価値観で廃品と判断してしまうことを、覆したい思いがありました。
2020年12月〜2020年5月、コロナ禍の日本で身動きとれなくなった私の前にググッと接近してきたTamaki niime(4)の布(商品にならなかった残布部分)。
まつり縫(5)の動作・プロセスは、私がイメージする円環的時間論、刹那生滅の動きそのもの。
材料・手法・概念が、自然と組み合わさって新たなビジュアルを構築することができました。刹那生滅の私自身が、飽和状態を保ち、存続できていることに誇りを持ち、今回のWhite doでの個展を開催できる機会に深い意味を感じています。
丁寧に作り上げてきたことを、この香港の空気んの中にふわりと、自然に放てていれば幸いです。
注釈:
(1)『刹那』『刹那生滅』
仏教思想におけるきわめて短い時間を表した単位。
一刹那の間に人間の意識・一切のものは、生成消滅を繰り返していると言われる(1刹那=0.013秒)。
(2) 世界が始まるが、一定期間経ったら破滅し再生するという、時間が同心円を螺旋状のように回る世界観。
(3)「ハレとケ」は、民族学・文化人類学者でもある柳田國男(1875 –1962) によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつです。ハレ(はれ;晴れ;霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(け;褻))は普段の生活である「日常」を表している。私たちの生活活動は、この二分法に分けることができます。
(4) Tamaki Niime https://www.niime.jp/ 2021年日本グッドデザイン賞受賞
(5) "布の端を折って糸を布の内側から外側に回しながら縫うこと" “裏表を縫い合わせること”これがつまり「ハレ」と「ケ」と比喩され、「まつり縫」という名称が付いたとされる。
-- 2021-11-05 追記 --
ハレ ケ
AYUMI ADACHI 個展
2021.11/19(金) ~
13:00-20:00 / 月曜日 休日
オープニング レセプション11/19(金) 18:00-20:00
会場:
White do 白做研究所
Shop B, No 1, Sun Street, Wan Chai , Hong Kong
香港灣仔日街1號地下B舖
連絡先:
whitedohk@gmail.com
007ayumi@gmail.com
『ハレ ケ』は、刹那生滅(1)=円環的時間論(2)を新たな表現方法で構築したスカルプチャーです。
時間論をとまなう日本人の伝統的世界観である『ハレ ケ』(3)を作品タイトルにしたのは、このシンプルな3文字が、私の創作の芯になる概念全てを凝縮してくれているからです。あえて日本語表記のまま使っているのもその為です。
私と素材の巡り合わせは、いつも自然です。
日常的に、使い終わり、ゴミ箱に向かう廃品たち。
人間の価値観で廃品と判断してしまうことを、覆したい思いがありました。
2020年12月〜2021年5月、コロナ禍の日本で身動きとれなくなった私の前にググッと接近してきたTamaki niime(4)の布(商品にならなかった残布部分)。
まつり縫(5)の動作・プロセスは、私がイメージする円環的時間論、刹那生滅の動きそのもの。
材料・手法・概念が、自然と組み合わさって新たなビジュアルを構築することができました。刹那生滅の私自身が、飽和状態を保ち、存続できていることに誇りを持ち、今回のWhite doでの個展を開催できる機会に深い意味を感じています。
丁寧に作り上げてきたことを、この香港の空気んの中にふわりと、自然に放てていれば幸いです。
注釈:
(1)『刹那』『刹那生滅』
仏教思想におけるきわめて短い時間を表した単位。
一刹那の間に人間の意識・一切のものは、生成消滅を繰り返していると言われる(1刹那=0.013秒)。
(2) 世界が始まるが、一定期間経ったら破滅し再生するという、時間が同心円を螺旋状のように回る世界観。
(3)「ハレとケ」は、民族学・文化人類学者でもある柳田國男(1875 –1962) によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつです。ハレ(はれ;晴れ;霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(け;褻))は普段の生活である「日常」を表している。私たちの生活活動は、この二分法に分けることができます。
(4) Tamaki Niime https://www.niime.jp/ 2021年日本グッドデザイン賞受賞
(5) "布の端を折って糸を布の内側から外側に回しながら縫うこと" “裏表を縫い合わせること”これがつまり「ハレ」と「ケ」と比喩され、「まつり縫」という名称が付いたとされる。
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- Admiralty
- 担当者
- AYUMI ADACHI
- ウェブサイト
- https://ayumiadachi.wordpress.com/2021/10/20/ハレケ-whitedo/
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