最高の包丁研ぎをオランダで提供するためにTohg Knife Sharpeningを運営しています山崎と申します。大阪中心にプロの料理人からの絶大な支持を誇る堺一文字光秀で修行を積み、オランダ現地で包丁の研師として、また同ブランドの現地公式販売店として事業を行っています。

今回、包丁研ぎサービスを多くの方に知っていただきたいと思い、投稿させていただきました。
出張でのお預かりと翌日のお渡し、そして最高の手研ぎを提供するサービスはオランダに他にありませんので、ぜひご利用いただければ幸いです。

ー現地預かり翌日返却
研ぎ師が自ら伺い、その場で包丁の状態を確認し値段を確定、さらに持ち帰りまで専用の梱包材で行いますので、お手を煩わせることがありません。包丁の目的に応じて研ぎ方を決定させていただきます。もちろん研ぎや包丁に関して何かご要望やご質問があれば丁寧にお伺いします。
翌日の返却の際も必要に応じて仕上がりのご説明をいたします。

出張は、アムステルダム近郊（ユトレヒトやハーレム含む）は4本から、またロッテルダムやデン・ハーグ地域は7本から受け付けています。上記以外の地域への出張に関してはご連絡ください。

ー料金
現地預かり現地返却の場合、料金は研ぎ代のみで出張自体に追加料金はかかりません。目安の料金はウェブサイトでご確認いただけます。

ー郵送
送料お客様ご負担で郵送でも一本から研ぎを承ります。郵送でのご利用の際は、「薄研ぎ」「上薄研ぎ」のどちらをご希望か、また包丁の写真を添えてメールアドレスまでお問い合わせください。和包丁の場合は全て同じ仕上げになります。

レストランの同僚の方々やご家庭、お友達で一緒に本数をまとめてご依頼いただけると、手軽かつお得にご利用いただけます。

ー包丁無料貸し出しサービス
包丁のお預かりから翌日の返却まで無料の貸し包丁もございます。
貸し出しは基本的に牛刀(18-27cm)とペティナイフをご用意しています。和包丁がご利用いただける時もあります。

ー研師
研師は高い研ぎ技術でも定評の堺一文字光秀で修行を積み、ヨーロッパでサービスを提供する認定を受けています。もちろん、包丁のブランドは問わず大切な包丁を責任を持って最高の状態に研ぎ上げます。


ー研ぎについて
多くの研ぎサービスでは二種類程度の回転砥石を使い仕上げます。これにより短時間で安価に研ぎ終わる代わりに切れ味はあまり良くなく、またすぐに刃先は丸まってしまいます。また、その研削力の強さから必要以上に包丁を削り寿命を縮ませることも少なくありません。

当社の手研ぎは包丁の微妙な歪み、また刃先を見ながら多くの砥石を使い分け丁寧に手作業で仕上げていきます。砥石は20程度の砥石の中から、その包丁の材質に合ったものを最低でも7種類程度使い、最終的には12000番または天然砥石で最終的に刃をつけます。

このような時間と技術を要する工程ですので、価格は機械研ぎの他サービスに比べ高くはなります。
しかし一旦その切れ味、そして刃持ちの良さを実感していただければ、他の研ぎサービスに負けることはないと自負しています。また、刃を薄め丁寧に仕上げるため、普段の手入れでご自身で研ぎを行われる際も短時間で簡単に切れ味が復活し、中長期的なコストは安くなります。


ー「薄研ぎ」と「上薄研ぎ」
牛刀など洋包丁研ぎの種類は、「薄研ぎ」と「上薄研ぎ」の2種類をご用意しています。ウェブサイトでは便宜上「薄研ぎ」をWestern Finish、「上薄研ぎ」をJapanese Finishとしていますが、違いは薄さのみです。

「薄研ぎ」
一般的な研ぎより薄めで切れ味・刃持ちとも良い仕上がりになります。また「上薄研ぎ」に比べ、より短時間で仕上げることができるため値段が抑えられています。
目安として、17-22cmのものは€32、22-27cmで€36となります。

「上薄研ぎ」
こちらは切れ味を最優先しかなり薄く仕上げていきます。特に良い包丁であればあるほど「上薄研ぎ」の良さが発揮され、より切れ味が長持ちします。切れ味が落ちてきた際も、ご自身で少し刃先を研いだだければ切れ味がかなり復活します。逆に比較的安価な包丁（およそ6000円以下程度）のものは性質上切れ味が持ちづらく、研ぎの値段に見合わないと感じられることもあるかもしれません。

目安として、17-22cmのものは€54、22-27cmで€59となります。

片刃の和包丁はこのような研ぎの分類はなく、その状態に応じて最適な研ぎを行います。

プロの方が毎日職場で包丁を使われる場合は、月に1-2回程度研ぎに出していただき、その間はご自身で研がれることをお勧めします。

以上、この機会にぜひ研ぎサービスをご利用ください。