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- ドイツの就職事情
ドイツの概要
ドイツの正式名称はドイツ連邦共和国。ドイツ語でBundesrepublik Deutschland(ブンデスリパブリック・ドイチュランド)と言います。
日本との時差は8時間(サマータイムは7時間)です。
ゲルマン系のドイツ語を母語とするドイツ民族であり、国民の約60%以上がクリスチャンです。
首都はベルリン、人口は8280万人、通過はユーロでヨーロッパ経済の中心地となっています。
ドイツの就職事情
ドイツでは学校の教育システムから日本とは大きく異なるので、一概に日本と就職事情を比較して就職率を出すことは難しいと言えます。
ドイツには独自の職人育成のための職業訓練(Ausbildung、アウスビルデュング)というものが存在し、「職業訓練を受けながら実際に社会人として働く」という制度があるためです。
美容師、眼鏡屋、補聴器屋など町にあるお店を起業するためには、この職業訓練であるアウスビルデュングを3年、その後マイスタースクールに1年通い「マイスター」の称号をもらわなければいけません。(日本食レストランなど海外文化の開業を除く)
職業訓練、さらにはマイスターになるための修行を経て初めて一人前となれるのです。
ドイツは古くから技術や産業分野で世界を牽引してきましたが、こういった厳しい制度で国を挙げて「職人」を育てていることが起因しているのかもしれません。
- ドイツ企業の福利厚生・待遇
ドイツに住むには日本でいう国民健康保険に加入することが必須です。保険料は月にいくら収入があるかによって変わります。
政府の公式サイトに細かく記載があるのでいくら払わなければいけないのか気になる方は参照すると良いでしょう。
日本と同様に、勤務先の企業が給料から天引きしてくれるので、企業に勤めている人は特に申請をする必要はありません。
日本とは違い、交通費を出してくれる会社は少ないといえます。大手企業や日系企業では会社の車を使用できたり、別途支給される場合もあります。
また、どのような職種についているかによっても待遇が異なりますので企業に問い合わせることをお勧めします。
人によって企業との契約内容が異なることがよくあるので、「給与に交通費の支払いを含める」等の交渉をすれば支払ってもらうことも可能でしょう。
- ドイツ企業の給料相場・給与事情
ドイツ企業の給与形態
ドイツでの給料は職業によって大きく異なります。例えば、ITやプログラマーなどはもっとも給料が高い職業の1つといえるでしょう。
「どこの大学を卒業したか」「職業訓練を受けたか」など取得したディプロマ(証明書)の数などによって左右される場合も多数みられます。
IT系の技術職
ITなどの技術職は大卒の新卒でも3,500ユーロ(約40万円)近い月収をもらえることもあります。
教師など公務員
教師などの公務員はドイツでも人気の職業です。ただし、州や職種によって給与形態が異なります。平均月収は2,000~4,000ユーロ(25〜45万円)程度です。
大工など職人
大工などの職人はマイスターになるまでは給与は低い傾向にあります。平均月収は1,400~2,500ユーロ(18万円〜31万円)くらいです。
ドイツの職人はマイスターになり起業しない限り、お金持ちになるのは難しいと言われています。
手取り給与に注意
特にドイツでは税金が非常に高く、場合によっては給与の半分が税金で無くなります。
手取り給与を計算した上で希望の額を伝えるようにしましょう。
給与交渉
給与額をあげたい場合は交渉です。日本では考えられないことですが、ドイツ人は自分の仕事以外のことはしません。
例え急ぎの用事で客から連絡が入っていたとしても、担当者が不在の場合は「私の責任では分からないので、担当者が戻る頃に連絡をしてください」と伝えます。
そのため、自分の業務範囲外の仕事を行なっている人は、「業務外のことをしているのだから給料をあげてほしい」と普通に交渉します。
ドイツの駐在員
ドイツはヨーロッパの経済の中心地でもあるのでたくさんの日系企業が存在します。
駐在員は日本から派遣されているため、ボーナス等は日本の給与基準で支払われることが多い傾向にあります。
なお、日系企業は現地採用で営業や事務員等を募集していますが、給与額は当然現地の基準となり、派遣されている駐在員とは待遇が異なります。
駐在員の平均年収は500万〜1,200万円ほどでしょう。その他に社用車の使用や日本への帰国費用の負担など、会社によって待遇は異なるので確認すると良いでしょう。
- ドイツの日本人向け求人・仕事・職種・業種
ドイツで人気・有望な職種
給与の点で言えば、やはりIT系やエンジニアが人気です。
ただ、「仕事のための人生ではなく、人生のための仕事」という概念が強いため「給与が低くても自分の好きなことをする」という考えの人がドイツ人には多いです。
制度も整っていることから、専門的な職業につく人が多い傾向にあります。
日本人にチャンスの多い求人
大きな都市に行けば、日本人にチャンスの多い求人は多数あります。日系企業の営業やグラフィックデザイン、営業事務など多岐に渡ります。
そういったホワイトカラーの職種はほとんどがドイツ語、最低でも英語を使えることが必須としている企業が大多数です。
語学不問となると日本食レストランが一番就職しやすいといえます。
- 現地採用を目指す方法・給料・注意点
ドイツで日本人が現地採用される求人の例
ドイツで日本人が採用される求人の例は多数あります。その中でも日本食レストランは定番中の定番です。
デュッセルドルフはもちろんのこと、ケルン・フランクフルト・ベルリン・ミュンヘンなどの大きな都市は必ずと言っていいほど日本食レストランがあるので、例え未経験だとしても正社員採用の可能性は高いと言えます。
また、日系企業は現地採用の事務員からヨーロッパ全体のマネージャーレベルまで幅広く募集しています。
日本語可の人材エージェントも多数あるのでネットを利用して探してみるのも良いでしょう。
ドイツで現地採用を目指す方法
日本人が窓口になっている人材エージェントが多数あるので、まずは登録をすることです。
日本語で書かれている現地在住の日本人用フリーペーパー「ニュースダイジェスト」にも求人が多数記載されています。月刊誌なので、どのような求人があるのか毎月チェックできます。
日系企業ではなく、現地の企業に就職したい場合も求人エージェントに登録することが近道となります。
日本でもお馴染みの「Indeed」や求人アプリの「Glassdoor」は地域や条件で求人を探すことができるのでお勧めです。
また、ハイクラス求人やヘッドハンティングなどを狙うのであれば、「LinkedIn」の求人機能を使用してみるのもひとつです。
「LinkedIn」はFacebookのようなSNSアプリですが、自分の経歴や自己アピールを掲載することが可能でドイツ国内のみならず、世界中からオファーを受けることができるのも魅力です。
自分の希望している地域で求人が見つからない場合や「どうしてもドイツのこの企業に就職したい!」という場合は、その企業のHPから求人に募集するか直接電話をしてアポイントにこぎつけるという道もあります。
ドイツで現地採用された場合の給与例
日本食レストランですと、1,800ユーロから2,000ユーロ(22万〜25万円)が相場と言えます。
その中に賄いが含まれていたり、中には住居付きの求人もあるので自分の生活レベルにあった求人を選ぶと良いでしょう。
日系企業・ドイツ現地企業では、任される職によりますが1,800〜3,000ユーロ(22万〜37万円)程度と言えます。
ただ、日系企業であっても現地の法人に変わりはないので、面接時の交渉で決まることも多々あります。自分の希望する額をしっかりと伝えられるようにしましょう。
ドイツで現地採用される場合の注意点
語学不問の求人だからと言って、「語学学校に通いながら日本食レストランに勤務しよう」という安易な発想で勤務することには思わぬ落とし穴があります。
日本人オーナーで「日本人だから親切に助けてくれるだろう」という気持ちでいても、実際は日本人同士だからと言って分かり合えるとは限りません。合う・合わないは人間同士なのでどこに勤務していてもあります。
特に海外で自力でゼロからスタートした現地の日本人は、苦労してきた歴史があるために「海外で就職したい、海外に住みたいからきました!」という安易な発想で移住してきた日本人に対し、厳しい傾向が一面もあります。
勤務条件もドイツの労働基準に従ってはいるものの、実際は日本人にありがちな「サービス残業は当たり前」「多少具合が悪くても出勤して当たり前」といった日本気質が残る店舗もあります。
こういった面では逆に「日本人だからわかるよね?」と言われ、せっかく海外に就職したのに日本と同じ環境・もしくはそれ以下で働くことになる場合も。
全てが全てそうではありませんが、そういった状況に陥らないためにも事前のリサーチはかなり重要です。
- 海外駐在員を目指す方法・給料・注意点
ドイツで日本人駐在員の求人の例
ドイツでの日本人駐在員の求人は、日系企業が進出している大きな都市での募集が主流です。ITエンジニアやセールスなど多岐に渡ります。
ドイツで駐在員を目指す方法
ドイツで駐在員を目指すには「ニュースダイジェスト」や「Indeed」など求人情報が掲載されているネットや掲示板、新聞を利用するのがベストでしょう。
ドイツ駐在員の給与例
駐在員の給与はピンキリといえます。日系企業の事務員やヨーロッパ全域におけるマネージャーレベルなど職種によって幅があります。
高いレベルになればなるほど、面接時の交渉や過去の経験から給与が決まる傾向にあるでしょう。
ドイツ駐在員になる場合の注意点
正社員の採用であっても、給与は日本から派遣されている駐在員とは待遇が異なりますので注意が必要です。
- 就労ビザの取得条件・申請方法
就労ビザとは何か
正確にはドイツには「就労ビザ」という名のものはありません。
滞在許可(Aufentsthalerlaubnis)と就労許可(Arbeitserlaubnis)という2つの許可証があって初めて就労が可能となります。
※ここではわかりやすく就労ビザと呼びます。
就労許可の種類
ドイツではこの「就労許可(Arbeitserlaubnis)」がなければ就労はできません。その種類は4種類です。
- 企業に紐づいている通常の就労ビザ
- フリーランスビザ
- アーティストビザ
- 配偶者ビザ
就労ビザ取得条件と申請方法
企業に紐づいている通常の就労ビザ
就労許可(Arbeitserlaubnis)を取得するためには、まず勤務先を決定する必要があります。
なぜなら、申請時に勤務先の契約書が必要だからです。
この就労ビザは契約書を交わした就労先と紐づいているため、ドイツで勤務して3年以内の人は転職するたびにこの就労ビザを新しく切り替えなくてはいけません。
3年以上勤務した場合は自由に転職できるビザに切り替えることが可能で、5年以上居住しドイツに税金を納めた場合は永住権の取得も可能です。
ただし、法律は流動的で常に変更されますので必要時には事前に確認が必要です。
フリーランスビザ
フリーランスビザは名の通りフリーランスで活動する人のためのビザです。
例えば「翻訳家」や「ライター」など企業に属さずに仕事をする人たちはフリーランスビザを取得することが可能です。
ビザの取得には「収入証明」または「収入見込み」や取引先企業からの紹介状などいくつか必要書類があり、それを持って審査されますので必ずしも取得できるビザとは限りません。
必要書類については管轄の外人局に問い合わせすることをお勧めします。
アーティストビザ
アーティストビザは音楽家や画家など、「アーティスト」として活動する人のためのビザです。
ただし、申請した内容以外で収入を得ることはできませんので「音楽家」として登録した人が他の仕事をすることは禁止されています。
配偶者ビザ
配偶者ビザはドイツ国籍をもつ男性または女性と結婚した人に与えられるビザです。近年は移民が増えていることもあり、偽装結婚などの審査が厳しくなっています。
配偶者ビザを取得するには、ゲーテインスティチュートなど国で定められたドイツ語検定でA1以上の証明書が必要です。
地域にもよりますが、外国人局でA1の証明となる簡単なテストを受けさせてくれるところもあります。
上記ビザの条件については全て流動的ですので事前に必ずチェックすることをお勧めします。(参照サイト
- ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは
ワーキングホリデー・ビザ制度は日独両国の合意に基づくもので、日本の若い人たちにドイツの文化や日々の暮らしに触れる機会を提供するためのものです。
滞在可能な期間は3ヵ月以上1年以内で、最長365日、ドイツのさまざまな職場で働くことができます。(ただし、一つの職場での最長就労期間は6ヶ月までです。)
就労しながら語学学校に通ったり、その名の通り旅行するのも自由です。潤沢な資金があれば就労も強制ではありません。自由に1年間過ごし、見聞を広めることができる、若者にだけ許された特別切符です。
(参照:ドイツ大使館ウェブサイト)
ワーホリビザ申請方法
2010年6月15日から、世界各国のドイツの大使館・総領事館で申請することが可能になりました。
本人の場合は、ビザなしでドイツに入国してから、管轄当局(通常、外国人局)で申請することができます。
ただし、移民問題を多く抱えているドイツでは外国人局はいつでも超満員です。特に大きな都市では「予約は1ヶ月以上待ち」ということもザラにあります。
ビザなし(観光ビザ)で入国し、周辺諸国を観光してから最後にワーホリビザを申請しようと思っても、申請する時期には「観光ビザの期限切れで不法滞在」なんてことになりかねないので注意が必要です。
※世界各国のドイツの大使館・総領事館、あるいはドイツ国内の外人局では受け付けていない場合もあります。申請をされる際には事前に直接各大使館及び外人局に問い合わせることをお勧めします。
ワーキングホリデーから正規就職するには
勤務先の会社に正規で就職したい旨を伝え、就労先にビザ申請に必要な書類を出してもらうことが条件です。
勤務先には「なぜこの日本人がこの企業に必要なのか」を管轄の外国人局に明確に提示してもらう必要があります。
ドイツ人の雇用を守るために、「日本人でなければいけない理由」が必要だからです。
その他に必要書類を外国人局に提出し、受理されてから2,3ヶ月ほどで就労ビザの電子カード発行の手紙が届きます。
また、外国人局によって提出する書類が違ったり、同じ局内でも担当者によって言うことが全く違うことがかなりよくあるので、必ず管轄の外国人局・自分の担当者に確認しましょう。
ワーキングホリデービザから就労ビザへの切替の申請時点でワーホリビザが期限切れになる場合は「仮ビザ」を発行してもらえる可能性があります。
「仮ビザ」がない場合は就労ビザを受け取るまで原則就労はできませんので、切替時やビザの期限にご注意ください。
- 働く上で必要な英語力、ドイツ語力・職歴・資格
英語力、ドイツ語力
ヨーロッパ全体に言えることですが、英語が母国語でない国の人でも基本的に英語は理解してくれる傾向にあります。
特に最近の若者(30歳以下)は英語がとても上手なので英語力があるに越したことはありませんし、英語さえ理解できれば英語もドイツ語も全く話せない人に比べると苦労することも少ないです。
ですが、逆に30歳以上、特に田舎の方に行けば英語を話せる人は少なくなります。また、英語を話せるドイツ人でも英語を話すことを嫌がる人は多くいます。
ドイツはドイツ語の国ですから、仕事でドイツ企業に就職する場合はドイツ語でのコミュニケーション能力が必須です。
ドイツ政府認定のドイツ語検定でB1取得(中級程度)が目安とされています。加えてほぼ全てのドイツ人が英語を話すことを考えると、英語とドイツ語に加え日本語の3ヶ国語が話せることが強みになるでしょう。
学歴
ドイツの学校システムは特殊です。日本でいう小学校を4年で卒業し、その際の成績でその後に進める進路が2種類に分けられます。(親の意思で進路変更可能)
子供の頃に「将来のやりたいこと」や「やれること」を決めなければいけないので、「学歴を重視する」というよりは「何をしたいのか」「何を専攻してきたのか」が重視されるといえます。
従って、ドイツで就職する場合に重視されることは学歴というよりは「経験」や「専攻内容」といえるでしょう。
職歴
どの外資系企業でも比較的同じ傾向にありますが、即戦力を求められることが多いため「何ができるのか」「どんなことをしてきたのか」を重視します。
ドイツでは学生でも就職前にインターンシップを行ったり、アウスビルデュングをしているので何よりも経験が大切とされます。
いきなり未経験の職種に応募しても「なぜ?」「何ができるのか?」と疑問に思われます。しっかりと筋道を立てて伝えれば少しは可能性はあるかもしれませんが、難しいでしょう。
よっぽどその職種につきたい場合はアウスビルデュング制度を利用して学び直すなどしてからの方が賢明と言えます。
資格
ITやプログラミングなどは資格があれば優遇される可能性はあります。理系の学生は大学在学時に企業から内定をもらえることもあるほど、売り手市場だからです。
逆に文系の人材はインターンシップなどで経験を積む必要があり理系の学生に比べると苦労します。
特に日本で言語を専攻し、ドイツ語検定・英語検定などの資格を有していても全く役に立ちません。ヨーロッパでは複数言語話者は当たり前ですし、ましてや日本国内での資格は世界で意味を持ちません。
ドイツでいえば、「ドイツで就職したいならドイツ語が話せて当たり前」ですのでドイツ政府認定のB1以上を持っていても、ドイツ人と同じスタートラインに立ったにすぎません。
デザインのイラストレーター・フォトショップやCAD設計などを使用できると就職に有利な場合がありますのでお勧めです。
- 日本語のみの仕事はあるか
ドイツで英語不要・語学不問で日本語のみでできる仕事はほぼないに等しいです。
唯一あるのは日本食レストランです。
大抵の場合は日本人が働いているので日本語で会話が可能ですし、未経験でも可能な場合も多くあります。
しかし、もちろんお客様はドイツ人や日本人以外のお客様なので多少なりとも語学ができるに越したことはありません。
- ドイツ留学から就職する方法
ドイツ留学から就職するには、現地企業でインターンシップをするか職業学校で職業訓練を受けると良いでしょう。
理系の大学や大学院で就学中の場合は、専攻によっては在学中に正規で就職することも可能でしょう。ただし、学生ビザでは就労はできませんので目的に合わせてビザの切替が必要です。
ワーホリビザが取得できる状態であれば、ワーホリビザを取得するのが一番簡単な方法です。
ドイツ国内でも申請できますし、就労の自由があるので興味のある会社でアルバイトをしたり経験を積んで就職することも可能です。
ただし、ビザの切替については管轄の外国人局と担当者によって判断が異なるので確認が必須です。
ドイツ語の語学力は必須といえますので在学中にしっかりと学びましょう。
- 新卒・未経験のドイツ就職
新卒のドイツ就職の流れ
ドイツでは日本のような新卒一斉就職はありません。大学の卒業時期も大学によって異なるので、個人で興味のある就職先に応募していきます。
日本とは違い、新卒に丁寧に教えてくれる研修などもほぼありません。
田舎など地方の地域によっては、就職にはコネクションが重要になる場合もあります。
ドイツ人でさえ就学中にインターンや就労経験を積んで就職を目指しています。新卒でスキルがない日本人がドイツで就職することは難しいと覚悟しておきましょう。
なかには、高卒や20代前半で未経験でドイツに新卒就職した人もいます。まずは日本食レストランで働いて、ドイツ語を使用できるようになってから転職していくパターンが多いです。
新卒に求められる能力
ドイツ企業に新卒で入社するのは難しいですが、日本食レストランで就職するのであれば日本国内での条件と同じことが求められます。
明るい・元気がある・自分で考える力があり、行動できる人材はどこへ行っても重宝されるでしょう。
- 日本とドイツの企業・働き方の違い
企業文化・ビジネススタイル
ドイツ人は自分の業務範囲外のことをやりたがりません。日本が横型で仕事をすることに対し、ドイツは縦型で仕事をします。
例えば日本で顧客担当者が離職して不在の場合、他の担当者が兼務して不在のポジションをカバーします。ドイツでは顧客担当者が不在であれば後任が入るまで不在のままです。
そのため、日本の便利さに慣れているとストレスになる場合も多いでしょう。
また、日本の企業に根強く残っている長いだけの結論が出ない会議や朝礼や店舗での「やる気の声出し」は理解に苦しまれる点です。
そういったワークスタイルの違いに戸惑うことがあると思いますが、慣れてきたら問題はありません。
雇用形態
雇用形態は正社員雇用・パートタイム・ミニジョブがあります。
パートタイムとは日本でいう「アルバイト」ですが「アルバイト」という言葉自体がドイツ語で「仕事」という意味です。そのためこの場合はパートタイムと呼びます。
ミニジョブとは
ミニジョブとは給与が月に450ユーロ以内の雇用形態のことです。この月450ユーロは税金がかからない上限の金額になりますので、アウスビルデュングと言われる職業訓練生もこの金額で働いています。
6ヶ月の試用期間
実際にドイツ企業で勤務する前に企業側から提出された契約書にサインをします。
契約書にはProbezeitと呼ばれる6ヶ月間の試用期間があり、その期間中は解雇保護法の適用がありません。
すなわち、6ヶ月の試用期間以内であれば企業側から特に理由もなく「解雇」を言い渡されることがあるということです。
逆に労働者側からも辞めることができます。
休暇
ドイツでは有給休暇は年間24日程度です。日本とは違い病欠の場合に消化されるものではなく、あくまでバケージョン休暇です。
病欠の場合は、医師の証明書があれば保険会社が給与を企業に払う仕組み(欠勤分の給与)になっています。
労働時間
出社して「勤務する準備が完了して実際に勤務し始めてからが業務時間」という日本人の感覚は、時間に細かいドイツ人には理解されにくいでしょう。
ドイツ人は出勤時間が8時であれば8時に会社に到着しますし、17時に仕事が終わる場合は10分前に片付け始めて17時に「会社を退社」します。
- ドイツの物価・生活費
ドイツの物価の解説
ドイツの物価は日本と比べると安く感じる場合が多いです。特に食材など、日常で使うものに関しては安い傾向にあります。
ただし、タバコなどの嗜好品(20本入りで6.4ユーロ:約820円)やEU以外からの輸入商品(日本の食品)、贅沢品などは高い傾向にあります。
ドイツの生活費の相場
全体的な生活費の相場は日本に比べると安いといえます。EU内は関税がないのでイタリア産のレモンやスペイン産の生ハムなど他のEU諸国の商品は日本で買うよりも当然安いです。
交通費
ドイツは車社会でもあるので交通費は高い傾向にあります。都市によって内容は異なりますが、片道のバスは3ユーロ(約400円)・片道トラム1.7ユーロ(約220円)などです。
ただし、学生は指定範囲内の交通費が無料であったり、週末はその学生の連れであれば金額が無料になったりと様々な制度があります。
都市によって異なるので調べてみるのが良いでしょう。
住居費(家賃)
東京に比べると家賃は安く感じるでしょう。なぜなら住居自体が広い場合が多いからです。
東京23区内で30㎡以上の物件に住もうと思ったら15万円程度はするでしょうが、ドイツでは大きな都市でも1,000ユーロを超える物件は倍近い広さになります。
メジャーではない都市の中心街でも500ユーロ(7万円程度)で65㎡などが普通です。さらに田舎に行くと一軒家等が1,000ユーロ程度(13万円程度)で借りられる場合もあります。
ただ、近年は住居を見つけること自体が難しくなっていることに加え家賃が高騰しています。
地域によっても大分変わってくるので、事前のリサーチは必須となります。インターネットで「miet Wohnung 地域名」などで気軽に検索できるのでお勧めです。
食費
レストランなどでの外食費は日本とあまり変わらない印象です。
ただし、全てがビッグサイズなので日本のサイズに慣れている場合は多すぎると感じることもあるでしょう。
一人あたり20〜30ユーロもあればお腹いっぱい食べられます。
ドイツの手軽なファストフードといえばケバブです。1つあたり3ユーロ(400円)ほどで購入でき、こちらもビッグサイズなので満足感があります。
- ドイツの都市・エリアごとの比較
ベルリン
ドイツの首都であるベルリンはアートやナイトクラブが有名です。
インターナショナルな都市でもあるのでドイツ語を話せなくてもほぼ英語のみで生活も可能です。多国籍の人々と触れ合う機会が多く、ドイツ最初の在住都市としてはお勧めです。
ベルリンはスタートアップやベンチャー企業が多く、英語のみの求人も多数あるのでドイツ語に自信がない人でも挑戦しやすい都市です。
日本人向けにビジネスを展開している会社もあるので日本語と英語が話せればOKというところもあるでしょう。
フランクフルト
ヨーロッパ金融の中心地であるフランクフルトはビジネス街です。世界各国からビジネスマンが集まっており、メッセ会場も多数あるので国際展示会がよく開かれています。
日本人向けの旅行代理店や事務職、日系の東横インがあるのでホテルの求人もあります。
フランクフルト(空港)
ヨーロッパ最大のハブ空港の1つであるフランクフルト国際空港があります。最大というに相応しく、空港は巨大ですので利用の際は余裕を持って行きましょう。
ミュンヘン
ミュンヘンはドイツ国内で最も高級な都市と言われています。
ドイツ国内での平均給与・家賃などが最も高い都市です。暮らすには「家賃が高く、大変だ」という声も多く聞きます。
他の都市と同じく、大きな都市なので日本人向けの求人は多くあります。日系企業の事務や企画・営業・会計といった求人や日本食レストランも多数あります。
家賃や給与事情を考慮して検討したい都市です。
デュッセルドルフ
デュッセルドルフ空港もある、ヨーロッパで第3位の日本人街があるデュッセルドルフはドイツ国内で最も多くの日系企業が進出しています。
街には日本語が溢れ、日本食スーパーも多数あり、品数も豊富でほとんどの物が手に入ります。
日系企業の求人もドイツ国内一で、求められるスキルさえあれば他の都市に比べると就職先を見つけやすいといえます。
日本語を話せるドイツ人も多く、タンデムパートナーや語学の先生もすぐに見つけることができます。
ただ、日本人コミュニティも最大なのでコミュニティが苦手な人には不向きといえます。日本以上に村社会でつながりが強いので窮屈に感じる場合もあるでしょう。
- ドイツで働くメリット
残業がない
ドイツで働く上でのメリットといえば、残業がないことでしょう。逆に残業する人は業務管理ができていない・能力不足と思われます。
よく、「日本人は始まりの時間は厳守するが終わりの時間は全く守らない」と揶揄されますが日本のような「残業して頑張っている=美徳」にはなりません。
休暇がしっかり取れる
これも海外ならではですが、ドイツでは特に休暇のために働いていると言っても過言ではありません。
有給休暇は多くの場合が日本と同じで24日程度ですが、その他に風邪を引いた時用の休暇があります。
有給休暇は急な病欠や急用のために使用するものではなく、「バカンスで利用するもの」という価値観が浸透しています。
風通しが良い
ドイツでは上司であっても名字ではなく、名前で呼ぶことが多くあります。上司とフレンドリーな関係も作りやすく、自分の意見を言いやすい場合も多いでしょう。
- ドイツで働くデメリット
結果が全て
日本とは違い、実力や結果が物を言います。海外で働くとどこの国でも同じだと思いますが、結果が全てです。
場合によっては解雇ということもありえます。
日本の会社のように、特にエキスパートでもない人が上長になることはほぼないでしょう。
そのため、年下が上司になることも多くありますので日本の会社制度に慣れている人は注意が必要です。
責任は負わない
ドイツでは「私の責任じゃないからわからない」という回答をもらうことが多々あります。
そういった環境に慣れ、自分自身も「私の責任ではないから」という理由で自分の業務に線引きをすることで自分の成長を狭める原因になる可能性があります。
若ければ若いほど、そういった環境で働くことはあまりよくないことだと思います。
自分の可能性や知識に線引きをせず、どんどん挑戦するスタイルで仕事に臨むのが良いでしょう。
- 仕事の見つけ方
日本からドイツの仕事を探す方法
「World post」やドイツの掲示板、「Indeed」などの求人サイトを利用するのが良いでしょう。
面接はSkypeで行なっている企業も多数あるので企業に確認することをお勧めします。
ドイツで仕事を探す方法
月刊誌の「ニュースダイジェスト」や求人サイトを使用するのがメジャーです。また、興味のある企業があれば直接電話やメールなどでアプローチすることも可能です。
- 選考の流れ
選考の流れは日本と同様です。
履歴書(Lebenslauf)を送り、書類選考の後に面接となります。
履歴書は新しい順に書き始め、仕事内容など具体的に記載するようにしましょう。
このLebenslaufは「今までの人生で何をしてきたのか」全てを記載します。
決まった形式などはないので担当者の目に留まるデザインや整理された履歴書を作成することが重要です。
- 英文レジュメ、面接のコツ
英文レジュメ・モチベーションレター注意点
英文レジュメは新しい順で書き始めます。決まった形式はないので担当者の目に留まるデザインや構成で作成します。
特に職歴など具体的に「何をしてきたか」それを踏まえて希望する会社で「何ができるのか」を記載するようにしましょう。
面接のコツ
面接では「自分には何ができるのか」をしっかりアピールすることが必要です。
特に日本の大学で「英語を勉強してきたので英語ができます!」「ドイツ語を4年間勉強しました!」は全く意味がありません。語学は使えて当たり前です。
ドイツ人と同じフィールドに立っただけのことです。その上で企業があなたを採用するメリットをしっかりと伝えることです。
- ドイツ企業で求められる人材像
積極的に動ける
海外では遠慮は不要です。自分の意見をしっかりと筋道立てて発言しつつ、実行できる人が求められます。
誠実さ
ドイツ人はシャイな人が多いです。最初はかなり冷たく感じますが、仲良くなっていくと徐々に心を開いてくれます。
お客様でも同僚でも、誠実に対応することが大切です。
頭の回転の速さ
日本でも同じですが、頭の回転の早い人は重宝されます。相手が何を求めているのか、何がベストな方法か、先手先手で行動できる人が求められます。
企業に求められる人材はどこの国でも同じです。
自分が社長になって給与を払う立場になったらどうかを考えながら仕事をすることです。
- おすすめの転職エージェント
ドイツで転職する上でおすすめのエージェントをご紹介します。
- ドイツ就職の成功事例
Bさんはドイツ語は話せませんがもともと英語が流暢で、ドイツで日系企業へ転職したいと考えていました。
ドイツ語を勉強しつつ飲食店で1年間勤務し、お客さんの紹介で日系企業へ転職を成功させました。
今となってはドイツ語もかなり流暢になり、日系企業のマーケティングポジションで勤務しています。
- ドイツ就職の失敗事例
Sさんは一念発起して海外で就職しようと考え日本から就活を行いました。
ドイツの日本食レストランで内定をもらいドイツに渡りましたが、レストランが今や日本でも類を見ないブラック企業だったのです。
せっかく海外で仕事をしているのに、レストラン内は全て日本語でお客様と話すのも禁止、笑顔になるのも禁止、休日にお客さんと遊びに行くのも禁止、休日は週に1回、オーナーは店で友達と飲みながら仕事をする、などあまりにもオーナーのやりたい放題。
おまけに売り上げが下がったと全て責任を押し付けられ罵倒される日々で、慣れないドイツ生活に精神的苦痛が伴い2ヶ月で退職。
現地の日本人オーナーは同じ日本人だからといって良い人だとは限らないということを強く心に刻んだSさんは、別のドイツ企業に転職成功しました。
- 人気ブログ
ドイツ在住の日本人で人気のブログをご紹介します。
- 他の掲示板サービスと何が違うの?
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ドイツ掲示板の特徴は、ドイツに滞在している日本人はもちろん、留学コミュニティ情報サイト「アブログ」や留学メディア「THE RYUGAKU」との連携によって、これからドイツに行く人にも「求人・アルバイト」の募集・広告を伝えることができます。
他の掲示板サービスは、利用している人たちもドイツに到着するまで、その存在を知らなかったというケースが多いのではないでしょうか?そのためドイツに滞在していて、更にその掲示板サービスの存在を知っている日本人だけが利用している状況になっています。
ドイツ掲示板であれば、現在ドイツに滞在している日本人同士をつなげるだけでなく、更に「これからドイツに行く人」と「これからドイツを離れる人」もつなげることができます。ドイツ掲示板なら、同じ「求人・アルバイト」の案内でも、届けられる層が広がります!
- 「求人・アルバイト」に新規投稿するには?
ドイツ掲示板は、個人・法人問わず、どんな方でも「求人・アルバイト」に関する広告を無料で投稿できます。
ドイツで就職や転職を考えている人は無料で求人に応募することができます。
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